2008年02月10日

「さくらん」

2006年 日本
監督:蜷川実花
出演:土屋アンナ、椎名桔平、成宮寛貴、木村佳乃、菅野美穂
公式HP

【内容】
お蘭によって吉原の玉菊屋に連れてこられた8歳の少女。きよ葉と名付けられた彼女は、高級花魁・粧ひに面倒を見られることになった。玉菊屋から脱走を図り続けるきよ葉だったが、粧ひに導かれ吉原一の花魁を目指す事を決意する。
さくらん - goo 映画


B000FPEMYUさくらん 特別版
土屋アンナ, 蜷川実花
角川エンタテインメント 2007-08-03

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◆◆感想◆◆
蜷川幸雄の長女、写真家蜷川実花の初監督作品。
彼女の写真の特徴でもある色の鮮やかさやポップ感から、映像美に注目が集まりましたが「綺麗なだけの映画にはしたくない」という監督の言葉からも伝わるように女性たちへの強いメッセージの込められた作品でした。

この映画はまさに女による女のための映画でした。
出演者達はもちろん、原作者・監督・脚本・音楽。
そして、特別協賛はPEACH JOHN。
有名女性成功者たちがずらり勢ぞろいですね。

吉原遊郭は女の世界
借金のかたに少女たちが売られる場所。
彼女たちはこの廓で逃げ出すこともできず
奉公し続けなければいけませんでした。

きよ葉は負けん気の強い女の子でした。
この廓から出たくて仕方ありませんでしたが、
気高く生きる花魁の姿を見てここでTOPになってやる!
そんな気持ちからしっかりけいこを受けるようになります。

遊女はただの娼婦ではありません。
吉原独特のしきたりがあり、遊女にもランクがあります。

遊女の頂点花魁になれば客も選べるし、
馴染み客となった男は浮気をすることはできない。

きよ葉は廓でのツライ生活の中から自由を求めて
花魁への道を志すようになったのかもしれません。

廓という同じ地獄の中でもがき苦しむ女たち。
美しくロックな女たちの生き様を見せてもらいました。

そしてやはり、映像と音楽は最高ですので要注目。



同じ思いをしてるからこそ
同じ地獄に落としてやらなきゃ気が済まないのさ



さくらん ~花魁音楽画巻~ さくらん写真集 さくらん (イブニングKCDX (1829))

お江戸吉原ものしり帖 (新潮文庫) 吉原と島原 (講談社学術文庫) 志ん生で味わう江戸情緒[2] 江戸の花街「遊廓」がわかる [CD-ROM付]











posted by ヨメ at 10:10| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画>映画【さ行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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映画「さくらん」
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